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大つごもり (小説)[おおつごもり]
『大つごもり』(おおつごもり)は、樋口一葉の短編小説。1894年(明治27年)12月、「文學界」第24号に発表した。1896年(明治29年)には「太陽」(博文館)に再掲載されている。貧乏のもとに生まれた人たちが背負っていかなければならない人生を描いており、一葉の貧困生活の体験から生まれた作品〔〕。「大つごもり」は大晦日の意味。 == 概要 == 明治27年は一葉が下谷龍泉寺町(東京都台東区竜泉)から本郷区丸山福山町(文京区西片)へ転居し、荒物雑貨・駄菓子店を営みつつ執筆に専念している時期の作品で、「暗夜」に続いて発表。翌年には後に代表作を評される文学界へ「たけくらべ」を発表している。 山村家に奉公に出るお峰の大晦日近辺を描き、お峰と作者自身を重ね合わせて(石之助は次兄の虎之助と重ねて)明治期の女性の悲哀を浮かび上がらせている。 未定稿などの肉筆原稿は日本近代文学館に所蔵されている。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「大つごもり (小説)」の詳細全文を読む
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